きっかけは、わたしの実体験。
そして、お世話する方、される方の生の声でした・・・。
改良に改良を重ね、遂に完成。

名前はさわやかさんと名づけました。

考案・開発者 本多利春

 平成10年、私は大きな事故により瀕死の重傷を負い、入院することとなりました。歩くこともままならず、完全に寝たきりの状態でした。そこでいちばん不便を感じた・・・というよりも精神的に辛かったのが、排泄のこと。その世話を、他人もしくは身内の人間に委ねることはとても耐え難く、結果、食事を摂ることがためらわれ、体力も落ちてゆく一方でした。しかし当然のことながら、食事を摂らなくても尿意や便意は容赦なく襲ってきましたし、そのたびに私は羞恥心を抑えて世話を頼んだものでした。
 そうした実体験を経て、構想・研究・開発に約3年を費やし、長崎県工業技術センターの最新の技術とアドバイスをいただきながら、ようやくこのさわやかさんが完成しました。あの時の私と同じ気持ちで、現在もなお日々をすごしている方はたくさんおられることと思います。そんな皆さまと同じ立場を、実際に体験した私ですから、皆さまが心から待っていたものを創り上げたと自負しております。他人の手を借りずに排泄ができる歓びを、ぜひ実感してください。
これからも皆さまの快適な日常のお手伝いをさせていただくために、日夜研究を続けておりますので、ご期待ください。

 


待ちつづけた甲斐がありました!
主婦
山本 育代 さん
 我が家は、夫の父親とわたしたち夫婦3人で生活しています。夫の父親は数年前から寝たきりとなり、それが同居のきっかけでもありました。わたしは主婦ですので、介護というか身の回りのお世話もできる限りさせていただいてますが、やはり排泄のお世話はなんとなく気まずさもありますし、正直、お互いに精神的な苦痛があることは否めません。今までの排泄処理の機械は尿のみのものでしたし、それでは解決にならないので購入を控えていました。ですが、この『さわやかさん』なら排泄全般の処理ができると聞き、家族3人大喜び!本当に、こんな介護用品を待ち続けた甲斐があったという気持ちです。
 
あの時、『さわやかさん』があれば・・・。
会社員
飯福 □□ さん
 数年前、事故で入院した私は、病院のベッドに寝たきり状態でした。排泄処理を自分ですることができないので、看護婦の方や身内にその処理をお願いしていました。とても恥ずかしく、申し訳ないという気持ちでいっぱいでした。それはお互いに同じ気持ちだったと思います。
 今回『さわやかさん』のことを聞き、まず思ったのは「あの時これさえあれば・・・」ということでした。なにしろこれがあれば排泄の処理が自分でできるのですから驚きです。
 現在、入院等で当時の私と同じ思いをしている方々にとって、これは一番うれしい介護用品なのではないでしょうか?
 
とにかく「ありがたい」の一言。
尾之上 □□ さん
 私は長年、車椅子の生活を続けています。家にいるときはずっと布団に寝たきりの生活をしている次第ですが、何年たってもいまだに慣れることができないのが、排泄の際に他人の手を借りるということです。これだけは、この先も平気にはならないでしょう。
 先日、排泄の作業が自分でできるという『さわやかさん』のことを聞き、ぜひ購入するよう家族に頼みました。家族も快く承諾してくれ、『さわやかさん』にも、家族にもとにかく「ありがたい」の一言です。
 それからというもの、はやくわが家に来ないかと待ちわびる毎日です。
 
ご家族の方に思わずすすめてしまいました!!
ホームヘルパー
鴻池 美奈子 さん
 私がこの仕事をはじめたのが確か平成7年。現在、職場では最古参のひとりです。そんな私の唯一辛い作業が、排泄のお世話です。もちろん嫌だとかそういうことではなく、私自身はしっかりとお世話させていただくという気持ちで臨んでいますが、相手の方の精神的苦痛を思うととても辛くなります。実際、排泄の際の辛さをご本人から直接お聞きしたこともあります。
 従来の介護用品では処理できず、おむつ等に頼っていましたが、『さわやかさん』のことを聞いたときは本当にうれしくなり、ご家族に方に早速すすめてしまいました!!